ついにチェルノブイリを見に行った話(1)
最初に断っておかなければなりませんが、わたしがチェルノブイリに行ったのは、廃墟マニア(というより執着者)だからです。
ここで何が起こったかを考えれば不謹慎とも思いますが、行く目的はいろいろです(それは、後で書きますがわたしがチェルノブイリツアーで一緒になった若者たちを見ても明らかです)。
原発事故については、日本で十分学んでから行きました。チェルノブイリ原発事故や福島原発事故、それから世界で起こった他の原子力関連の事故、原発そのものについても詳細に調べました。
何も知らないで行っても何も感じないですし、得るものもありません。廃墟を見るなら、廃墟化の原因と過程を知っておく必要があります。
それに現地ツアーは英語で行われるので、事前に勉強しておかないと注意事項くらいしか聞き取れないおそれがありました。
さて2020年初頭、新型コロナ騒ぎのなか単身出発しました。
最初に行ったのはポーランドのアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所。
ここも同様の動機で行ったのですが、詳細は別の機会に。
隣国ウクライナへと渡り、いよいよ実感が湧いてきます。
チェルノブイリには個人で行くことはできません。わたしは首都キエフから現地ツアーで行きました。
ツアー会社はいろいろありましたが、出発前に検討を重ね、こちらに決めました。
Chernobyl Tours 2021 by SoloEast, Breathtaking Trips by the Creator
SoloEast社の1日ツアーです。本当は1泊2日ツアーにしたかったのですが、行きの航空券の日程を間違えてしまい、泣く泣く次回に回すことにしました。1泊2日ともなるとチェルノブイリの近くに宿泊し、もっとたくさんの場所を回ることができます。
このツアー会社はサイトがわかりやすく、集合場所も迷うことはありませんでした(目立つマックの前だからです)。書いてあることに偽りもありません。何かわからなければ、英語対応ですがメールや電話ですぐ連絡がとれます。
1つだけ大問題があったとしたら、わたしたちのグループの公式ガイドさんの英語がとっても独特だったこと。最近チェルノブイリツアーが人気とのことで、ガイドが足りないのかもしれません。
とにもかくにも、わたし以外は全員20代前半と思しきヨーロッパ人の男女10人くらいを載せてツアーバスは出発しました。続きはまた。
どんよりとした曇り空という最高の天気の下、チェルノブイリ原発への最初の検問を抜けます。
原発従業員の住宅。
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