手書きがワープロで、ワープロが手書きで

レポートの最後に待っていた試練

慶應通信に入って半年近く経ち、ようやく1本目のレポートを先日提出しました。

図書館を回っていろいろ調べたり、家に帰ってからではだらけるからと仕事帰りに安いサ店で資料を広げてみたり、・・・そうして4000字書き上がったときの安堵と感動ときたら!

 

・・・しかし本当の試練はいつも極限的状況から始まるものですよね。

レポート課題にこう書いてあるんです。「ワープロ<不可>」と。

つまり手書き。4000文字を手書きで。

ワープロ<可>の科目もあります。でも今回は不可でした。

 

覚悟を決めて書き始めたものの、腱鞘炎になりかけたり、書き間違いが増えて休んだりしたため、4000字書くのに8時間以上かかりました。

 

なつかしのワープロ

ところで、わたしの母校某女子大(以下A大)では普段のレポートは手書きだったものの、卒論だけはワープロで打つことになっていたため、当時普及していた東芝ワープロ「ルポ」を家から借りてきて使ったことを思い出しました。

 

東芝「ルポ」とは・・・

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なつかしい!インクリボンを入れて、1行ずつ印字するやつです。打ち間違えても大丈夫。消しゴムみたいな機構があって、1字ずつ消してくれるすごい機械でした。

うちにあったのは液晶がモノクロのやつ。学内にはシャープ「書院」派と東芝「ルポ」派がいましたね。

 

手書きがワープロワープロが手書き

面白いなと思ったのは、20年以上前にA大で卒論を書いたときには手書きしてからワープロで清書する「手書き」→「ワープロ」の順だったのに対して、令和の今はPCで書いたものを原稿用紙に書き写す「ワープロ」→「手書き」の順だっていうこと。

 

慶應通信のレポートが手書き指定なのは、古典だとか文学だとかっていう研究の内容が、ワープロなんて現代の便利なものと相容れないっていう先生からのメッセージなのかな、というのがわたしの中での今のところの結論です。